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 極端な例になりますが、特定の状況下での警護員の思考と行動を取り上げて見ましょう。

 警護中に対象者の都合で商店街を歩いていたところ、突然通り魔による事件が発生したとします。はたして、どのような対応が考えられるでしょうか?
 もちろん、個人としてはまったくの他人でも助けられるようなら助けたいと思います。プライベートな時間と状況下であればそうすると思います。

 警備業そして身辺警護を志す以上、多少なりとも腕に自信のある人が少なくないと思います。その気になれば、通り魔の身柄を抑えてお手柄、という事は可能かも知れません。
 重要なのは優先順位です。貴方なら、この時どうしますか?
 
 このような状況でも、優先順位を間違えてはいけません。

 警護員が何よりもまず実施するのは、対象者の安全を確保する事です。仮に犯人を取り押さえようとして怪我でもしたら、そしてその隙に対象者が傷付けられる事になったら・・・。

 この場合であれば、一刻も早くその場を離脱する事になるでしょう。目の前で他の人達が被害にあっていたとしても、その気になればその被害を食い止められる可能性があったとしても、警護業務中の警護員は絶対に優先順位を間違えてはいけないのです。

 ここで対象者が著名人であった場合には、自分だけ逃げた、という事で後日批判を受ける可能性もあるかも知れません。しかし、緊急の状況下においては、警護員が護るべきは対象者の身体・生命であって、それが最優先です。

 現実というのは非常にシビアで、ドラマや映画のようには行きません。実際の現場の中では、それを思い知らされる事が少なくありません。だからこそ、ここで中途半端な正義感を出してしまう人は、最悪の状況を招いてしまう可能性があるのです。

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