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 忍耐や根性といった精神論は時代遅れのナンセンスな考え方だと思うかも知れません。しかし、実際の現場ではこの精神面を問われる場面が少なくありません。

 ある対象者についていた時の事です。夜の10時頃に自宅に戻り、さあ夕食をとって施設周辺の巡回などなど夜間の態勢に切り替えようか、と思ったその時、対象者が出て来て、仕事が残っているので会社へ行くとの事。再び同行して会社へ行き、すぐに終わると思う、というその言葉を信じて会社の前で立哨待機を始めました。


 そうして時間は刻々と過ぎていき、気付けば朝の5時近くなった頃に対象者が出て来ました。もちろん、対象者が何時出て来るか分からないので、その間はずっと会社の前で立ち尽くしていました。


 このような事は、Protectionの現場では寧ろ当たり前だと言って過言ではないのです。

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 犯罪心理学のお話です。

 犯罪は成長すると言われます。例えば、殺人を犯す者は、感情的・衝動的な事件は別として、最初は動物虐待に始まり、徐々に攻撃対象が大きくなると言われます。

 車両の盗難を例にしましょう。初めに、たまたまドア(あるいは窓ガラス)の開いている車を見付けた者が、出来心で車内の金品を盗んだとします。これに味をしめた者は、次にドアの開いている車を探すようになり、次には窓ガラスを割って金品を盗むようになり、そして最後に車両そのものを盗むに至ります。
もちろん、必ずしもこのプロセスを経るという事ではありませんが、突然重大な犯罪を犯す確立は高くないと言われています。

 犯罪をなくす為には、犯罪者に対する抑止力を持つ事も大切かも知れませんが、この犯罪の始まりの部分に注意を向ける事が大切だとも言われています。

 ブロークンウィンドウ理論というものが、これにあたります。

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 「ブロークンウィンドウ理論」を聞いた事があるでしょうか?

 街のガラスが1枚割れていると、その周りの他のガラスも次々と割られてしまう。そして、そういう街では犯罪も多いと言われます。誰かがゴミを捨てると、いつの間にかそこがゴミ捨て場になってしまうという事と同じです。

 逆に、割れたガラスをすぐに修復しておくと、他のガラスが割られる事も少ないそうです。そして、犯罪発生率も下がるといいます。これを実践したのがニューヨークです。割れたガラスを修復する事で、次のガラスを割るという、軽い犯罪を起こしにくい環境を作り上げた訳です。

 また、ジュリアーニ元市長は、警察官を大量に増員し、落書きのような軽犯罪でも徹底的に取り締まりました。
 犯罪は成長すると言われます。重大犯罪のきっかけともなる軽犯罪を厳しく取り締まる事で、犯罪発生率そのものを下げる事が出来たという訳です。

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 ホームセキュリティーなどの機械警備しかり、銀行などの施設警備や現金輸送しかり。全て基本は犯罪抑止を目的としています。
 厳戒な警備体制を見て、それでも盗みに入ろうとするのはルパン3世くらいでしょう。悪意ある者が諦めて近付かない。これ程、安全な事はないのです。

 Protectionは、まさにその典型と言えるでしょう。
 
 万一の場合の、物理的な抑止力として存在する事は当然です。
 銃弾などが飛んで来るシチュエーションであれば、弾除け(盾)としての役割を持たされる事もあるでしょう。しかし、本来はそれ以前の、リスクマネジメントが出来ているかどうかが重要になります。いかに対象者から遠い所でリスクを抑えるかが肝心なのです。ここを理解・認識出来ていないと、単なる盾としてしか見て貰えない事になってしまいます。

 貴方は一流の警備員になりたいですか?それとも、いるだけで良い飾りの警備員になりたいですか?

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 例えば、警備員のいない施設があったとします。

 入口は常にオープンで、受付などもなく、社員が出入りする人物を気に掛けている様子もない。オープンドア・ポリシーなど、一時期流行した事もありました。しかし、悪意のある人物なら、このような会社には、ちょっと入り込んでやろうかな・・・と考えるかも知れません。


 逆に、入口に常に警備員が立っていたらどうでしょうか?
 毅然と立ち尽くし、出入りする人物をチェックしていたら、出来心で入り込もうとするような人は少ないと思います。
 つまり、警備員の存在によって、不審者の侵入という1つのリスクが「回避」されている訳です。これが警備員の存在理由なのです。

 警備員が認識しておくべき、警備の最大の目的とは、この「回避」なのです。

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