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 警護や警備に関わらず、Security関連の仕事、つまりリスクを扱う仕事では想像力が重要です(注・妄想ではありません)。
 警備業務中に、一見立っているだけに見える警備員ですが、実は色々な事を考えています。
今、突然不審者が入って来たら・・・。それが1人なら何とかなるかな。でも、2人だったら、3人だったら・・・。
 刃物を持っていたらどうしようかな。取りあえず近くの傘たてにある忘れ物の傘を武器に出来るかな。
銃器を持っていたらどこに隠れれば良いかな。この壁は薄いから、こっちに隠れて、でも不審者の侵入を許す訳にはいかないし。防火扉なら弾除けにもなるし、不審者を止められるかな・・・。

 そんな事は実際には起こらないと思いますか?しかし、100%安全な場所や状況というものは、残念ながら存在しません。事件や事故は、いつでもどこでも発生しうるのです。

 だからこそ、我々警備員は、身も心もその万一に備える必要があるのです。そしてその為には、「イメージト・レーニング」が大切なのです。

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 ストーカー対策などもそうですが、本当に困っている人ほど余計なお金などないものです。

 何度か相談にのった事があるのですが、すぐに警察に電話をするように言ったり、場合によっては一緒に警察に行ったり。基本的には、その程度の協力に留まります。


 いくらリスクが高まっていても、普通の人には1ヶ月でも警備員を雇う余裕などある筈もなく、基本的にはボランティアとなります。もちろん、知人やその紹介なので、もとよりお金を貰うつもりなどありませんが。

 以前、ある占い師の方と話をした事がありますが、本当に困っている人は色々な人や場所を頼り、回ってくる為、本当にお金がなかったりします。

 Protection
について多少なりとも知識や経験を得て、それを人に語れるようになって。それが気休め程度だったとしても誰かの役に立っているのであれば、それで良いのではないでしょうかねえ。

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 身体が大きく、強面の人でも、表情や話し方などで雰囲気をコントロール出来る人はいます。逆に、身体が小さくても、痩せていても他人を近付かせない雰囲気をつくる事が出来る人もいます。

 
生まれつきの体の大きさや、痩せている・太っているという外見的な特徴を活かす仕事があれば、その人の持つ雰囲気や知識・経験を活かす仕事もあります。
 実際の現場では、対象者のキャラクターや普段の服装、行動範囲など様々な要素をもとに、ふさわしい警護員を選ぶ事になります。

 私自身、痩せすぎているので、もう少し太るようにと何度も言われて来ました。実際、出来ればあと5キロ位は体重を増やしたいのですが、これがなかなか難しいのです。
 その代わり、相手に合わせて表情や口調、動作を変える事が出来ます。対象者や警備中の施設に近付く者に対して、威嚇するのか、話をはぐらかすのか。どういう対応が出来て、またどのような対応が相応しいのか。それらを瞬時に判断する事は決して簡単な事ではないと思います。

 その時々の服装、同行するメンバーや相手に応じて対応を変化させ、対象者や自身を取り巻く状況を有利なようにコントロールする。こういった技術を「シチュエーション・コントロール」といいます。
 

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 対象者が著名人である場合は、当然ながら周囲の人間が対象者に気付いてしまう可能性が高くなります。
 この場合は、警護員も体格の良い者が複数で、黒のスーツなどで揃えて任務につく事になります。
 政治家やタレントなど、人気や世論を意識しなければならない場合はその雰囲気作りも含めて注意しますが、条件が許すのであれば警護員が複数で対象者を囲んでしまいます。それによって第三者が近付けない状況や雰囲気を作り出し、リスクが近付く事を防ぐ訳です。

 こういう状態や体制を「ハイ・プロファイル」といいます。

 しかし、一般の人が対象者の場合に同じ事をしたらどうでしょうか?
 ごく普通の人が複数の警護員に囲まれていたら、目立って仕方がありません。女性や子供なら尚更です。つまり警護員の存在によって対象者の存在を周囲に知らしめている事になります。これは絶対に避けなければならない状況です。

 こういう場合は、ごく一般的な体格の警護員1名で、場合によってはスーツではなくカジュアルな服装で勤務をさせます。対象者が女性や子供の場合、ごく普通のカップルや親子のように見える状況を作ってしまう訳です。

 こういう状態や体制を「ロー・プロファイル」といいます。

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 ある人が、Protectionの業務中に経験した話です。

 海外のアスリートに警護としてついていた時、その対象者から
「自分よりも小さな身体で、どうやって護るんだ?」と言われた事がありました。嫌味などではなく、素朴な疑問のようだったそうです。

 日本でも最近は銃器を使用した犯罪が少なくありませんが、やはり海外(特に米国)では銃器が日常生活に入り込んでいる分、その危険度がより高い事は間違いありません。従って、海外の対象者は襲撃=銃器というイメージが強く、このような言動になったと思われます。

 確かに、現実に銃弾が飛んでくるシチュエーションを想像するならば、対象者よりも身体の大きなガードを用意したいと考えるのは当然でしょう。では、生まれつき身体が小さな人がProtectionの業務につく事は出来ないのでしょうか。

 答えはNOです。要は役割分担なのです。

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