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警備の仕事をしていると、いろいろな経験をします。時には、まるで小説やドラマの世界かと思えるような出来事もあります。守秘義務があるので具体的な事は話せない部分もありますが、差し支えのない範囲で過去の経験を書いてみたいと思います。
ある現場で勤務していた時の事、1人の男性(20代後半、中肉中背のごく平均的なサラリーマン)がフラッと現れました。何となくその男性を見ていると、彼は右手に無造作に持ったカメラの角度を動かし、レンズを私の方に向けました。距離と雑踏の関係でシャッター音は確認出来ませんでしたが、写真を撮られた可能性があったと思います。プロの調査員(探偵)は、ファインダーを覗く事なく写真を撮る事が出来ます。普通でも5~7割、熟練の調査員であればほぼ完璧に被写体を捉えるそうです。
実は、それ以前にも調査員と思われる人物が出入りしている可能性が考えられていました。対象者の情報が流れている可能性があったからです。その関係で、某探偵会社のスクールで学んだ事もあります。上記のような手口など、参考になった事は少なくなかったと思います。
欧米における警備業は、そもそもピンカートン社などの探偵社からスタートしました。調査会社が本業の傍ら、警備の仕事を請け負うようになり、社会の需要や第二次大戦などを経て、ひとつの業界にまで発展したと言う歴史があります。日本においても、調査会社がストーカーやドメスティック・バイオレンスの対策まで実施しています。
また逆に、警備業においても調査はとても重要です。業務を請け負う際にも、業務が始まってからも、お客様にどのようなリスクがあるのか、どのような警備体制が適切かを判断する必要があります。その為には、お客様を取り巻く環境や状況を常に把握しておく必要があります。これには少なからず調査の能力が求められます。Protectionでは、これを「アドバンス」と呼びます。
意外かも知れませんが、警備と探偵というのは密接な関係があるのです。