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ジャーナリストの桜井よしこ氏は自身のブログで、性善説が世界には通用しないという厳しい現実を書かれています。
「日本こそ認識せよ、国際法の厳格さ」 http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2011/02/03/
以下、一部抜粋。
つまり国際法では、具体的に書かれているとおりのことを、それも出来るだけ狭く解釈しなければならないということだ。鳩山由紀夫氏や仙谷由人氏に代表される「世界は善意で成り立っており、日本さえ善意で対応すれば、戦争や悲劇は回避出来る」という類の性善説は世界に通用しない。むしろ国際社会は、隙あらば自国の勢力を拡大したい、他国の安寧や権益を侵してでも、自国の欲望を満たしたいと考える国々で満ちている。だからこそ、国際法も条約も安易な類推解釈は危険であり、許されない。
引用ここまで。
鳩山氏や民主党の評価となると話が本筋から外れるので触れませんが、あえて言いきってしまえば性善説は所詮は夢か理想だと思います。
外交では、一歩下がれば相手が三歩出て来ると言われます。そういう意味では、日本はずっと後退し続けているように思えます。
確かに、世界から争いがなくなって、全人類が信頼し合って生活する事が出来ればそれは素晴らしい事だと思います。
そうなったら警備や警護という仕事もなくなりますね。つまり私は失業です。
しかし、残念ながら人は自身の利益を最優先で考えます。国家は人(個人)の集合体ですから、国家が自国の利益を最優先で考えるのは当然の事だと思います。そういう意味では、そもそも「悪」でもないのかも知れません
ちょっと話が大きくなってしまいましたが、もちろん犯罪は別です。犯罪は自身の利益の為に、他者の利益を犯す行為だからです。
これは絶対に許されない事であり、これを防ぐまたは抑止する事が私達の存在理由だと思っています。
「他人を疑う事が嫌になった」と言って退職した同僚がいます。
難しい問題ですが、特に保安業務(万引き対策など)では「疑う」視線で人を見る事は確かにあります。ですが同時に、熟練のスタッフになると万引きをする人間は一目見て(その雰囲気で)分かると言います。
私も多少ですが見分ける事が出来ますので、無闇に不特定多数の人達を疑うという事はありません。
これは経験からくる勘が大きいので文章にする事は難しいのですが、不審者を見分けるポイントなどはセミナーなどでも紹介させて頂いています。
以前、万引き犯を捕まえないという方針の店舗で、特定の集団による窃盗行為が悪質化し、スタッフが身の危険を感じるような事態にまでなった事がありました。これは極端な例ですが、業種を問わず、多発する窃盗が理由で倒産する店舗は少なくありません。
この点からも、残念ながら性善説は成立しないと言ってよいと思います。
自身の利益を正当に守りつつ、他人を無闇に疑う事もしない。この為には一定の技術と知識、経験と共に、日頃から犯罪に巻き込まれる可能性を少なくする=隙をなくす事が重要になると考えます。


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