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首都圏の幾つかの市区町村で定期的に発行している事件や事故の情報を見ています。ほぼ毎日のように事件や事故は発生していますが、最も多いのはいわゆる街頭犯罪です。
 
ひったくりや車上あらし、自転車盗などですが、これら街頭犯罪の14罪種では、2010年は東京が11年ぶりにワースト1となってしまいました。
 
14罪種のうち、東京は自転車盗と街頭での暴行、傷害、恐喝の4罪種が前年に続き全国最悪。特に自転車盗が5万9047件と、次点の大阪(3万6294件)を2万2千件以上も上回ったのが響いたようです。
 
犯罪は、もちろん言うまでもなく悪いのは加害者です。しかし、ちょっとした意識や注意の仕方で、被害に遭う可能性を少なくする事は出来ます。
 
先日、車上あらしの現場に立ち会いました。
1時間ほど駐車場に車を止めて、戻った時には後部座席のガラスが割られて、残していたバッグ等が盗まれていたという状況です。
 
駐車場は大通りから1本路地を入った所に有ります。駐車位置も前の通りからは死角になっているものの、全体的に見通しが悪い場所という訳ではありません。
 
正直、私自身もこんな場所で?・という思いがありました。被害に遭った方も同じ気持ちだったようです。しかし、これが油断であり、犯罪者はピンポイントでそこにつけ込んで来ます。
 
車は軽自動車で、同じ駐車場にはターゲットになりそうな高級車が他に数台ありました。車の窓はスモーク式で車内は良くは見えません。これも被害者が安心する理由だったようです。
 
しかし、現場検証に立ち会った警察官いわく、車内にバッグ状の物がある事が分かれば十分で、犯人はそれを見定めて犯行に及ぶという事です。
その上、必要以上に車内を物色する事もなく、狙ったバッグを手にしたらさっさと現場から離れてしまう。恐らく犯行時間は2~3分の間だと思う、という事でした。
 
残念ながら、事件においては犯罪者の方が有利です。犯行に及ぶ時期や時間、タイミングは自分で決められるからです。それに対して、被害に遭わない様にする為には一瞬たりとも気を抜く事は出来ません。
しかし、24時間365日気を張り続ける事も不可能です。ではどうすれば良いのか。
 
答えはたった1つ。犯罪者から狙われる隙を極力作らない事です。
 
そもそも警護も警備も、その本当の存在意味は事件事故の発生に際して対象者を護る事ではありません。それは二次的なもので、本来の目的は被害に遭わないようにする事。被害に遭う可能性を少なくする事です。
 
クライアントの中にもこの点を勘違いしている人がいます。「君は強いのか」「テロリストが突っ込んで来た時に勝てるのか」といった無茶な質問を受けた事も1度ならずあります。
 
犯罪者も失敗や逮捕というリスクを恐れますので、成功する可能性の低い襲撃が行われる事は考えにくいという訳です。警護員のいる所で襲撃するよりも、警護が離れた隙を狙う方が成功の可能性が高くなります。
 
空き巣に入るにしても、自転車盗の場合でも、鍵が2つ付いている所よりも、1つの方が狙いやすいという事です。
 
街中を歩く時の歩き方や荷物の持ち方を変えるだけで、ひったくり等の被害にあう可能性は低くなります。
 
車上あらしも同様で、そもそも貴重品を車内に残さない事が大前提です。やむを得ず残す場合にはトランクに移すなどの工夫が必要です。同時に、高価なサングラスや小銭等を外から見える位置に置かない事も必要になって来ます。
 
細かい事だと思うでしょうか。反面、実際には非常にシンプルな答えだと思って頂けるのではないでしょうか。
 
犯罪者の視点や思考で自分自身を見てみると、意外な隙や注意点に気付く事が出来ると思います。日常防犯のシミュレーションだと思って、一度試してみて下さい。
 
犯罪に遭う可能性を低くする、つまり日常防犯というものは難しい事ではなく、こういったちょっとした知恵や工夫なのです。


     


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