忍者ブログ
カウンター
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
アクセス解析
バーコード
お天気情報
忍者アド
忍者アド
[84] [83] [82] [81] [80] [79] [78] [77] [76] [75] [74]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 ある時、対象者に同行していたメンバーが、頭にカラスのフンをつけて戻って来ました。

 普通であれば笑い話で終わる話ではあります。しかし、警護中となるとこれは話が違って来ます。
 対象者が通る先の電線にカラスが止まっていた訳ですが、これに気付いていたかどうかが問題なのです。

 実際問題としては、カラスに限らず鳥のフン程度で怪我をする事はないと思います。
 せいぜい服が汚れる程度でしょう。しかし、これが著名人であれば世間の笑い話になってしまいます。
 そして何よりも、カラスのフンに気付けない者が、別の何かに気付けるのか、という事が問題なのです。

 落ちて来たのがマンションのベランダにあった植木鉢だったら。工事中の建物から落ちて来たスパナだったら。言うまでもなく命に関る事態になります。これが問題なのです。

 対象者が通る導線上の全てのリスクを事前に把握する事。これは不審人物や不審物に限りません。

 通行する車両が多い少ない。工事中の場所の有無。死角となる場所の有無など。確認するべきポイント、把握するべきポイントは数え上げればきりがありません。

 物理的にはもちろんの事、固定観念を排除して柔軟な思考を持つという意識の意味でも、普段から「視界」を広くする事で、あらゆるリスクを把握する事が求められるのです。

 たかがカラスのフン。されどカラスのフンという事です。

 

拍手[0回]

PR
忍者ブログ [PR]