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 私の同僚が経験した事例として、対象者が外出する際に起こった、こんな事がありました。

 対象者宅から目的地まで40分程掛かる事が分かっており、対象者と出発時間について打ち合わせをしました。しかし、対象者の都合で結局30分前に出発する事になり、当然の如く目的地には予定に遅れて到着する事になりました。
 普通であれば対象者が遅れたのが悪い、という事になると思いますが、残念ながらこの時は同僚が叱責されました。
「その程度の時間は何とかしてよ」という一言で終わりです。

 理不尽だと思いますか?当たり前だと思いますか?
 残念ながら、これも警護員としては責められるべき事案となってしまいます。

 実はこの対象者は、普段から予定時間に遅れて出発する事がありました。
 私自身も同じような状況を経験した事があります。指示された予定の時間に迎えにいって、それから1時間近く待たされた事もありました。
 従って、打ち合わせの段階でそれを計算して、多めに時間を見積もる位の事はしなければいけなかったのです。
 念には念を入れる、先の先を読む事が、警護員の仕事としては重要になるのです。
 
 
 複数の対象者に対して、チームで警護に付いていた時にも、同じようなケースがありました。
 
 クライアントからの急な依頼で、事前の打ち合わせの段階では警護の必要がないと言われていたゲストの1人に、急遽警護1名を付けてくれと言われてしまったのです。
 それはイベントの真っ最中で、しかもクライマックスでした。正直、余計な人員はいなかったし、少なくとも私は動ける状況ではありません。
 取りあえず、2名で付いていたゲストに対しての警護を1名にして、浮いた1名にそちらへ回るように無線で指示を出しました。しかし、今度は無線の混線と荒天による無線の不調とが重なって指示が上手く伝わりません。
 その結果、クライアントが痺れを切らせて、直接警護員の1名を移動させるという事態になってしまいました。
 これは完全に私のミスでした。メンバーの中には経験の浅い者がおり、臨機応変を期待するのは酷な状況でした。事前に可能性を考えて、メンバーに指示を出しておかなければいけなかったのです。
 予定になかったから・・・。急な依頼だから・・・。などという言い訳は、警護業務においては通用しないのです。

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