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トレーニングにおいても、このような理不尽さに慣れる事を目的とする事があります。
ある時、どう考えても1週間程度を要する資料作成を、3日で仕上げるように言われた事がありました。
指示は絶対だったので、私は睡眠時間を削って資料を仕上げました。勿論、通常の業務はありますので、昼間は眠くて仕方がありません。
しかし、仮に昼の業務で居眠りをしてしまったり、それによってミスを犯したとしても、資料の事やそれによる睡眠不足は言い訳にはなりません。いや、してはいけないのです。
この程度の事が出来なければ、警護員として1人前にはなれないといって過言ではないでしょう。
何故なら、対象者が動き続けて食事も休憩も取れない状況が続く事など少なくないからです。この時に、それを言い訳にする事は出来ません。
私自身、対象者を待って8時間以上立ち続けた事があります。
深夜の事です。眠くて仕方がありませんでしたが、その場を離れる事は勿論、対象者が何時出てくるか分からないのでまともに息を抜く事も出来ませんでした。
それでも当たり前のように立ち続け、何事もなかったかのように対象者を迎える。それがプロの仕事と言えるのではないでしょうか?
警護業務に就く中で、不法集団に対応する事があります。
右翼、左翼、悪徳業者など、色々な人達の対応をして来ました。彼らは、金あるいは仁義、恐怖など様々な理由で結ばれていると推測されますが、一様に言えるのは皆必死だという事です。
結果が出せなければ先輩や上司に殴られるとなれば、誰だって必至になるでしょう。そうやって必死で向かってくる相手に、軽い、薄い気持ちでは到底対応出来ないのです。
雪の中で何時間も待ち続けた私の嘗ての上司は、それだけの負けん気と根性を持っていました。当然ながら、チンピラ相手に気持ちで負ける事などありません。これがそのまま、見ているクライアントに「安心感」を与える事になるのは間違いのない事実なのです。
私も、久しぶりに会ったクライアントの1人に、「君に会うと、なんとなく安心する」と言われた事があります。ある意味、最高の褒め言葉だと思います。
その言葉1つで、それまでの様々な努力が報われたような気がしたのでした。
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