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これは一種の賭けでした。
以前、別の現場ではこの出入り禁止の処分を実施した所、それに対して相手が猛反発して状況が急激に悪化した事がありました。
強硬な手段に対しては、強硬な反発が発生するという典型的な例でした。
強硬な手段に対しては、強硬な反発が発生するという典型的な例でした。
最終的には逮捕者が出るなどした後に事件が収束する事になりましたが、双方に怪我人も出て、決して褒められた結末ではありませんでした。
今回も、同様な状況が起こる可能性がありました。
もちろん、出入り禁止を伝えた所で、彼らがそれに大人しく従う筈はありません。しかし、出入り禁止を伝えたにも関わらず迷惑行為を繰り返すとなれば、今度は裁判所の仮処分という手もあります。その為、それまで以上に彼らの行動を詳細に記録する事が必要になります。
誰が、何時、どのようにやって来たのか。そして何をしたのか。それらの記録が映像と共に蓄積されて行きます。これはそれまで以上に地道な作業になります。しかし、法的な手段を講じるとなれば必要な手続きでもありました。
ストーカーやDV対策などでも同様なのですが、ドラマや映画のような派手さは殆どありません。警察や司法を動かすとなると、このような綿密な作業と詳細な資料が必要になるのです。
その後、クライアントの法務担当者や顧問弁護士ともミーティングを繰り返し、少年達に対して公式な抗議及び警告文書を送る事になりました。
相手は未成年ですので、送付対象は本人及び保護者になります。これに必要な各種の情報も、殆ど我々が収集したものが生かされました。
この文書の送付前後は、我々にとっても緊張を要する期間でした。
連中が逆切れをしてくるか、その内容について問い合わせに来る事も考えられました。
一番怖いのは、彼らの怒りの矛先が従業員や施設に対して向けられる事でした。あるいは、私がいない時に別の勤務員に対して向けられる事でした。
しかし、意外にも彼らの動きはこのまま収束する事になりました。
その理由の1つに、我々の役割分担が上手くいったという事がありました。
ある時、私のいない時に来店した少年の1人が、私のパートナーの勤務員に話し掛けて来たのです。内容は、直接出入禁止を言い渡した、私に対する愚痴でした。
これは意外な展開でした。そして、理想的な展開に移行出来る可能性が見えて来ました。
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