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 身辺警護に限りませんが、業務の中では理不尽な依頼や指示を受ける事も少なくありません。この仕事を離れるものの中には、それが耐えられない、という人も少なくないようです。
 私がまだ、この業界に入ったばかりの頃、上司として様々な事を指導して頂いた方からも、常々その事を言い聞かされました。その時は、正直話半分しか理解出来ていなかったのですが、今ならその重要性は良く分かります。
 その彼自身も、同様にして鍛えられて来たという事でした。厳しい時期には、血尿も出たという事でした。私はそこまでは至らなかったので、まだまだ甘いのかも知れません。
 例えば、彼は上司から対象者を待つ為に、対象社宅の玄関先で待つように指示されました。冬の寒い日で、風をしのぐ為に立哨位置を多少変えた所、その後激しく叱責されたという事でした。寒いという位の理由で上司の指示に従えないなら辞めろ、とも言われたそうです。

 その後、同じような状況において、彼は雪の降る中で何時間も待ち続け、結果的に対象者から労いの言葉1つだけですが貰ったという事です。
 雪によって濡れた服で対象者と同じ車両に乗車する事が良いか悪いかは別として、その位の強靭な意志がないと警護業務は勤まらないと言う事を、上司は彼に、そして彼は私に教えてくれたのです。

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