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警護の体制を語る際には、見方は2つあります。
警護員の資質による分け方と、対象者や状況に応じた分け方です。
 
エグゼクティブ・プロテクションというのは、この前者の言い方です。
 
一般的にはボディ・ガードという名称が知られていますが、ボディ・ガードは戦闘能力を基本とした警護スタイルの名称で、どちらかというと用心棒などのイメージです。
 
対するエグゼクティブ・プロテクションは、対象者に対するトータル・コーディネイトを重要視した警護を意味します。何らかのトラブルが発生した場合はもちろん、平時のリスク・マネジメントの能力が求められます。
 
横文字ばかりで、申し訳ありません。個々の用語は必要に応じて追々説明させて頂きます。
要は、対象者のスケジュール管理から、外出時の身の回りのケア、車両の運転からエスコートまで、幅広く担当する事になる訳です。秘書や執事という職業のイメージの方が近いかも知れません。
 
実際に、警護業務の経験者という事で、会社役員の秘書兼運転手になっているという人もいます。
 
当然ながら、肉体的にはもちろん、精神的な負担は半端ではありません。
これから警護員を目指すという方は、この点を理解しておかないと長続きしないと思います。私の元同僚でもイメージと違ったと言って辞めていった人達は少なくありません。
 
ちなみに言い方は他にもあり、パーソナル・プロテクションやVIPセキュリティなどという名称も意味は基本的に同じです。
 
日本においては、このエグゼクティブ・プロテクションを求められるケースが圧倒的に多いと思います。
現実問題としての「襲撃」を視野に入れた警護体制というものは殆ど存在しないといって過言ではなく、その分、警護員に求められる要素はサービス的な部分に及ぶ為です。
 
私自身の経験ですが、防弾チョッキを身に付ける程にリスクが高い現場での事でした。それまでは小さなミスにも何も言わなかった対象者から、リスクが殆どなくなると同時にエスコートに品がない、などというクレームを貰った事がありました。
 
これは対象者が悪い訳ではなく、状況に柔軟に対応出来なかった私自身の経験不足から来た結果だと今では思っています。
 
ホテルマン並みの身のこなしや言葉遣いが必要になると言う、上司の言葉を思い出した瞬間でした。



    

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