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6人の少年達は、店内に入ると同時に2手に別れて動き出しました。明らかに怪しい動きです。
一方はレジや店長らから見える位置で動き、一方は死角へ死角へと入って行きます。
私は、ペアを組んでいたパートナーに陽動と思われる者達を遠方から見張らせ、自身はもう一方へと近付きました。
一方はレジや店長らから見える位置で動き、一方は死角へ死角へと入って行きます。
私は、ペアを組んでいたパートナーに陽動と思われる者達を遠方から見張らせ、自身はもう一方へと近付きました。
本来であれば、業務初日から彼らに認識される事は避けたかったのですが、こうも堂々と動かれて、手をこまねいて見ている訳にも行きません。
また彼らの方でも店舗の外にいる内から我々を認識していたらしく、店内を動きながらこちらを意識し始めました。こうなると現行犯で身柄を押さえる事も困難です。
私は、敢えて距離を詰める事でプレッシャーを掛けて、店に来にくい状況を作ってしまうという当初考えていたプランの1つに急遽切り替えました。
「何だよ、何見てんだよ?」「警察かよ?」
少年達は口々に不満を漏らしつつも、間もなく店を後にしました。
これは、後に長く続く事になる、彼ら窃盗グループとの戦い日々の始まりに過ぎませんでした。
その日だけでも、他にも制服姿の少年達5人が来店し、これまた堂々と店内を回り始めました。
その目線や態度から、買い物をする雰囲気は皆無でした。店の外で既にこちらの存在を認識されていたので、先程と同様に距離を詰めてプレッシャーを掛けました。
その目線や態度から、買い物をする雰囲気は皆無でした。店の外で既にこちらの存在を認識されていたので、先程と同様に距離を詰めてプレッシャーを掛けました。
「何だよ、何もしねえよ」
等々、彼らも口々に不満を漏らしつつ店を後にしました。彼らは、その後しばらく姿を見せなくなりました。
推測の域は出ませんが、学生であるという事は万一の場合学校に通報されて様々な処分を受ける事になりかねません。
護るべきものや立場があるものは、そうそう馬鹿な真似はしないものです。
その点、特攻服の少年達は、来店した時間やその服装から学生である可能性が低いと推測されました。失うものがない、あるいは失うものが少ない者達は恐れを知りません。
こういう者達が一番厄介なのです。
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