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今週は印象に残った世界のニュースを幾つか取り上げます。
 
 
イギリスでは、スーパーマミーのニュースがあり、日本のメディアでも取り上げられていました。
 
宝石店に押し入った6人組の泥棒に対して、なんと70才のおばあさんが1人で、泥棒たちをハンドバックでたたいて、追い払い、スクーターで逃げようとした犯人の1人を倒して、駆けつけた男性に取りおさえさせる大活躍をしました。犯人6人中4人が逮捕されました。
 
活躍のビデオが次のサイトで見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=WfvUO-FlED4&feature=player_embedded
 
すごい事ですが、危険なので真似は絶対にしないでください。
 
 
フランスでは、ひったくりに遭った女性が死亡するというニュースがありました。
 
フランスでは、犯罪件数が減っている中で、強盗事件は逆に増加しているそうです。南部マルセイユのバス停で、バスを待っていた74才の女性が、スクーターに乗った2人の若者にハンドバックをひったくられたはずみで、転倒し、収容先の病院で死亡してしまったという事です。
 
奪われそうになった荷物を離さなかった為に、引きずられて大怪我を負うという事もあるそうです。
 
どんな大切なモノも、高価なモノも、命には替えられません。時には諦めも肝心です。そしてそういう被害にあわない為にも、ひったくりに合わない状況作りが大切です。
 
以前も書きましたが、荷物を道路とは反対側に持つ事や、ハンドバッグを身体にたすき掛けにする事(この場合もバッグは道路の反対)など、犯罪者から見て隙がないと思わせる事が出来れば、被害に遭う可能性は大きく減らす事が出来ます。
 
 
同じフランスでも、パリ首都圏鉄道では昨年発生した強盗事件が4割増というニュースがありました。
 
パリ首都圏の地下鉄を含む鉄道路線内での強盗事件が、昨年の11月までで一昨年を39.3%上回る9501件を記録したことが明らかになりました。その内、パリ市内で発生した件数が50.3%を占めています。
 
暴力的な盗難事件2813件のうち、携帯電話が1395件を占め、776件がiPhoneの盗難で、27.59%を占めています。特に最新モデルのiPhone4が狙われているそうです。
 
背景には、郊外団地の若者の失業率が43%に達している事などがあるようです。
 
27才女性の殺人事件も携帯盗難が引き金になっています。被害者はベトナム系女性で、小柄であったことも狙われた原因で、階段を突き倒されて5,6段下の階段下まで落ち、頭を強く打ったのが死因になったようです。
 
日本でもiPhoneが普及していますが、シムロックの関係もあって窃盗には直結していないのかも知れません。しかし、街中で携帯での会話に夢中になっている人を見ると無防備で危険だなと感じる事は少なくありません。
 
携帯電話で話しながら歩いていると、後方への注意力が少ないと判断されてひったくりのターゲットになりかねませんのでご注意ください。





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以前、カルチャーセンターでの講習中に、生徒さんからこんな質問を受けた事があります。
 
休日に買い物に行った時の事。とある店に入ろうとしたら、その入り口付近にいる不審な人物に気付いたそうです。
何がどう不審だったのか、詳細は本題からそれるので省きますが、そういう人物に遭遇したらどうすれば良いのか?というのがその人の質問でした。
 
不審な人物に気付くという事は、その時点で普通の人よりも注意力が増しているといえます。普通は、不審である事に気付かずに、無造作に近付いて事件に巻き込まれてしまう訳です。
 
さて、一体どういうアドバイスが適切だったでしょうか?
 
不審な人物に気付いたのであれば、そのまま回避する事が理想です。
 
別の店に移動してしまえば一番簡単です。
でも、どうしてもその日、その店で買い物をする必要があるという事であれば、別の入り口を使うなり、多少時間をずらす事が考えられます。
 
いずれにしても、気付いた不審な人物にそれ以上近付かないようにすれば良いのです。
 
リスクというものは絶対になくなりません。別の店に行くにしても、また別の不審者に遭遇する、移動中に事故に遭うなど、異なるリスクは考えられます。しかし、少なくとも現在見えているその不審者によるトラブルに巻き込まれる可能性は減らす事が出来ます。
 
君子危うきに近寄らず。これぞまさにリスクマネジメントの極意なのです。
 
リスクマネジメントと横文字で言うと、何だか難しい事に思えるかも知れません。しかし、実際には日常生活の中で誰でも実践しているのです。
 
例えば、風邪をひいた時に何をしますか?
 
仕事が残っていても早めに帰って休む。栄養価の高い食事をとる。風邪薬を飲む。いつもは裸で寝ているけど下着だけ着ける・・・。幾つかの方法があると思います。中には、絶対に薬は飲まず気力で克服する・という人もいるかも知れませんが(注・私です)。
 
リスクマネジメントの基本は、発生するリスクを予測して回避する事です。そして回避が不可能な場合には、可能な限りリスクを小さく押さえる事です。
 
風邪によって生じる様々なリスクがあります。体調が悪くなる。薬を買ったり病院に行く。会社を休むなど、金銭的にも時間的にも大きなロスが発生します。最悪は生命に関るかも知れません。
 
風邪をひいた場合に備えて薬を買っておく事も、症状が悪化する前に、早い段階で具体的な対応をする事も、多くの人が普段から何気なく実施している事だと思います。
 
これはつまり、風邪というトラブルによって発生する各種のリスクをマネジメントしているという事なのです。
 

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時々、爆発物の対応方法を知りたいなどと言われる事があります。例えば、車に爆発物を仕掛けられたらどうすれば良いのか、というのです。
 
爆発物の対応というと、開封して赤か青のコードを切る、などというドラマのイメージそのもので考えている方がいるかも知れません。しかし、これは非常に危険です。
 
基本は触れずに、危険だと判断した時点で110番するしかありません。
 
護身術を教えていて、ナイフを突きつけられた場合の対処方法を知りたいと聞かれた事があります。これも同じです。
 
最初に、危険な状況に陥ってからの事を考えるのは実は順番が違うのです。ちょっとがっかりでしょうか?しかし、それが現実なのです。
 
重要な事は、ナイフを突きつけられる状況にならないようにする事。爆発物などを仕掛けられないようにする事です。
 
危険な(危険そうな)人物に、如何に早く気付いて近付かないようにするのか。
 
庭や部屋であれば整理整頓する事によって不審物にすぐに気付けるようにすると共に、そういった物を置く事が出来ない環境を作っておく事が肝心です。
 
車両の場合であれば、車庫などを利用して、車両に第三者が近付けないようにしておけばいいのです。路上駐車をしていて、爆発物の心配をするのはそもそも論点がずれているという事です。
 
護身術など様々な技術や知識も、それを使わないで済むのが一番安全なのです。
 
もちろん、刃物に対する対応のトレーニングに意味が無いという意味ではありません。しかし、技術の習得には繰り返しのトレーニングと時間が必要です。咄嗟の瞬間に使用出来るかどうかとなると、自然に(無意識で)動ける所まで身につけておかなければなりません。
 
私自身も、いざという時に実際の刃物を前にしてトレーニング通りの動きが出来るかどうかは分かりません。そういった技術を、2時間程度のセミナーで説明し、聞いて貰っただけでは効果は期待出来ないという意味です。
 
長くなってしまったので、後編に続きます。


       



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子供が巻き込まれる事件には特徴があります。

事件の傾向としては小中学生がターゲットになることが多く、容疑者となるのは無職の男が多いというデータがあります。
 
時間的には、午後1時頃から夕方にかけて発生する事が多いと言われます。この時間帯は、つまり子供達の下校時間から、塾への行き来を含む行動時間を指しています。夕方以降は、会社帰りや買い物などで地域の人達の動きが多くなる為に、犯罪者の動きも少なくなると考えられます。
 
犯行には殆どのケースで車両が利用されます。
小学生や中学生が車で連れ去られる事件において、都市部、地方都市の差は殆どありません。
子供が一人でいるところを狙い、巧みに声掛けする手口が圧倒的に多く、強引に車に押し込む手口がというのは実はあまり多くはありません。
 
また、犯罪の発生には少なからず天気が関係しています。
実際に児童の誘拐で逮捕された男は、晴天の日よりも、雨などの方が周囲の目が少なくて動きやすいと語っています。
 
児童の誘拐の多くのケースでは対象者を最初から決めているような事は少なく、つまり誰でも良かったと語っています。その際の選択の基準は、可愛かったから、などという単純な物が多いのですが、統計的には服装や髪形など、目立つ子供が狙われやすいという結果も出ています。
 
フリルなどのついたピンクのワンピースを着た子供と、Tシャツ+ジーンズの子供がいたら、前者の方が狙われやすいという事です。
 
髪型もポニーテールやツインテールの子供は狙われやすいという結果が出ています。
自分の子供に可愛い服を着せてあげたいというのは親の心情だと思いますが、少なくとも子供だけで活動している時にはこういった服装や髪形を避けるだけでも、事件に巻き込まれる可能性を減らす事が出来るという事です。
 
身辺警護の業務においても、脅威対象者の傾向や思考を調査・推測して、その対応を考えるという事は必ず実施します。
 
敵の視点や思考に応じて、対象者の警護方針を打ち出すという事です。
分かっている、見えているリスクは当然回避するようにします。上記の、犯罪に巻き込まれる子供達の服装などは、その最たるものです。
 
実際の業務において、リスクが高いと推測される外出に際して、普段使用する物とは異なる車両で外出した事がありました。念には念を入れるという事で、その時は通常使用する出入口ではなく、裏口となる出入口から出発しました。
これらは全て、危機管理の初歩とも言えると思います。
 
 
セミナーのご提案
PPS-警護員プライベート・トレーニング:8時間 68,000円~
PPS-日常防犯セミナー:90分 48,000円~
 
金額は一例です。内容、実施日時等は御相談に応じます。
プロの警護員の技術に興味のある方。地域等での防犯セミナーを御検討中の方。まずはお問い合わせください。

 
こちらは子供向けの防犯教育の参考になるおススメの本です。
防犯絵本 まもる! (こども安全えほんシリーズ)

  
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先週末、致死量900人分のシアン化金カリウムが盗難されたというニュースを目にしました。こういったニュースを目にした時、皆さんはどう考え、対応するでしょうか。
 
多くの方は「怖い話だなあ」と、一時溜め息を洩らすものの、日常の出来事の中でニュースそのものを忘れてしまうのではないでしょうか。
 
テロなど自分とは関係のない、全く別の世界の出来事だと思いますか?
 
少し前に茨城で通り魔事件が起こったように、秋葉原や大阪小学校でもあったように、残念ながら残忍で理不尽な事件は何時何処で発生するか分かりません。
 
私は防犯セミナーなどでは必ず「この世の中に絶対的に安全な場所はない」と言っています。犯人の目的等は不明ですが、今この瞬間に悪用されている可能性もあるかも知れません。
 
ネットではシアン化合物の中毒症状など簡単に検索出来ますので、時間のある時に少しだけでも確認してみて下さい。
中毒症状の方の呼気から自身も中毒になる可能性があるなど、自身はもちろん、中毒の疑いのある方への対応にも注意を要するようです。
 
情報過多の時代ですが、同時に情報は武器であり、身を護る為の知恵でもありますので。
 
さて、話は変わって今回は、前回に続いて用語の基礎として、警護の体制について説明させて頂きます。
 
 
警護の体制を語る際に、見方が2つある事。そしてそれが警護員の資質による分け方と、対象者や状況に応じた分け方である事は前回も説明させて頂きました。
 
前者の分け方と用語は前回説明しました。今回はもう1つの分け方として、対象者や状況に応じた体制についての名称です。
 
ハイ・プロファイルやロー・プロファイルという言葉を聞いた事があるでしょうか。
 
政治家やタレントなどの著名人と一般の対象者とでは当然ながら体制の組み方が異なります。
 
国会議員の先生方などの警護は、主に私達民間の警備ではなくSP(警察)ですが、体格も良く、あえて目立つように動いています。
芸能人などの著名人の場合も同様です。前提として対象者を隠す事が出来ないので、警護員の存在を知らしめる事で、逆にリスクを近づけないようにしている訳です。これがハイ・プロファイル。
 
対して一般の方が対象者である場合にこれをしてしまうと、関係のない周囲の目を必要以上に引いてしまいます。
女性や子供が対象者である場合は尚更です。この場合は目立たないように警護につく事が基本になりますので、警護員の服装や場合によっては体格、性別から検討します。これがロー・プロファイルと呼ばれます。
 
対象者やリスクレベルに応じて使い分ける訳ですが、同じ対象者でもその体制は変る事があります。
 
普段はハイ・プロファイルで警護をしている対象者でも、家族旅行の時にスーツ姿の男達が混ざっていたら、せっかくの休暇も雰囲気が悪くなってしまうかも知れません。こういう場合は、可能な範囲でロー・プロファイルに切り替える事があります。
 
単純に対象者の傍にいて、悪者が現れた時に戦うというのはフィクションの中だけの世界なのです。
 
 

     

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