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 身体が大きく、強面の人でも、表情や話し方などで雰囲気をコントロール出来る人はいます。逆に、身体が小さくても、痩せていても他人を近付かせない雰囲気をつくる事が出来る人もいます。

 
生まれつきの体の大きさや、痩せている・太っているという外見的な特徴を活かす仕事があれば、その人の持つ雰囲気や知識・経験を活かす仕事もあります。
 実際の現場では、対象者のキャラクターや普段の服装、行動範囲など様々な要素をもとに、ふさわしい警護員を選ぶ事になります。

 私自身、痩せすぎているので、もう少し太るようにと何度も言われて来ました。実際、出来ればあと5キロ位は体重を増やしたいのですが、これがなかなか難しいのです。
 その代わり、相手に合わせて表情や口調、動作を変える事が出来ます。対象者や警備中の施設に近付く者に対して、威嚇するのか、話をはぐらかすのか。どういう対応が出来て、またどのような対応が相応しいのか。それらを瞬時に判断する事は決して簡単な事ではないと思います。

 その時々の服装、同行するメンバーや相手に応じて対応を変化させ、対象者や自身を取り巻く状況を有利なようにコントロールする。こういった技術を「シチュエーション・コントロール」といいます。
 

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 対象者が著名人である場合は、当然ながら周囲の人間が対象者に気付いてしまう可能性が高くなります。
 この場合は、警護員も体格の良い者が複数で、黒のスーツなどで揃えて任務につく事になります。
 政治家やタレントなど、人気や世論を意識しなければならない場合はその雰囲気作りも含めて注意しますが、条件が許すのであれば警護員が複数で対象者を囲んでしまいます。それによって第三者が近付けない状況や雰囲気を作り出し、リスクが近付く事を防ぐ訳です。

 こういう状態や体制を「ハイ・プロファイル」といいます。

 しかし、一般の人が対象者の場合に同じ事をしたらどうでしょうか?
 ごく普通の人が複数の警護員に囲まれていたら、目立って仕方がありません。女性や子供なら尚更です。つまり警護員の存在によって対象者の存在を周囲に知らしめている事になります。これは絶対に避けなければならない状況です。

 こういう場合は、ごく一般的な体格の警護員1名で、場合によってはスーツではなくカジュアルな服装で勤務をさせます。対象者が女性や子供の場合、ごく普通のカップルや親子のように見える状況を作ってしまう訳です。

 こういう状態や体制を「ロー・プロファイル」といいます。

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 ある人が、Protectionの業務中に経験した話です。

 海外のアスリートに警護としてついていた時、その対象者から
「自分よりも小さな身体で、どうやって護るんだ?」と言われた事がありました。嫌味などではなく、素朴な疑問のようだったそうです。

 日本でも最近は銃器を使用した犯罪が少なくありませんが、やはり海外(特に米国)では銃器が日常生活に入り込んでいる分、その危険度がより高い事は間違いありません。従って、海外の対象者は襲撃=銃器というイメージが強く、このような言動になったと思われます。

 確かに、現実に銃弾が飛んでくるシチュエーションを想像するならば、対象者よりも身体の大きなガードを用意したいと考えるのは当然でしょう。では、生まれつき身体が小さな人がProtectionの業務につく事は出来ないのでしょうか。

 答えはNOです。要は役割分担なのです。

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 施設の巡回の場合、1日の最後に、いわゆる最終巡回というものを行います。(施設の営業形態や状況によって異なると思いますが)

 この時には、正にあらゆる可能性を考えて実施します。棚の後ろに挟まっている人がいないか、トイレの個室内で倒れている人はいないか。子供も多数出入りするスーパーなどでは、更に徹底して什器の僅かな隙間も1つ1つ確認します。

 それこそ常識的にはこんな所には誰も入り込まないだろう、というような場所でも、1%でも人が入る可能性があるのであれば確認します。

 実際に、店舗の営業中に店内に隠れて、閉店後人がいなくなってから忍び出て商品を物色し、ゆっくりと好みの物を持ち出すという手口の犯罪が行われた事があります。どんなに厳重な警戒をしていても、中から出る事は可能なのでこの犯罪が成り立つ訳です。もちろん、多くの場合は複数犯で、車両等を使って朝には大量の商品がなくなっているという事になります。

 万一に備えた仕事だからこそ、全ての可能性を考えて、それに備えなければならない。警備業とはそういう仕事なのです。

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 施設などに24時間態勢で常駐していて、何か問題が起こるのは年間で数える程です。場所によっては殆どないケースの方が多いかも知れません。

 ホームセキュリティーなどでも、実際に不審者などに遭遇する確立は決して高くはありませんし、巡回などをしていても殆どの場合異状はありません。では、それは全てくたびれ儲けなのでしょうか?

 何事もなくても、それでも巡回は必要ですし、ホームセキュリティーも、施設の警備の必要性はあります。
 先に書いた洗車の件にしても同様です。万一に備えて必要と思われる事は、警備としては実施しなければなりません。

 仮に、普段使わない車両だからと言って洗車をしていなかったら、そしてその時に限ってその車両を使用する事になったら。汚れたままの車両で外出する事になり、対象者に恥をかかせる事になるかも知れません。
 これもProtectionとしては重大な、あってはならないミスになるのです。

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