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 首都圏の某所において行われた業務について、可能な範囲でお話ししたいと思います。Protectionとリスクコントロールの観点から、ケーススタディとして適していると判断した為です。

 今思うと、非常に危うい橋を渡っていた時期もありました。警備の枠を超えた業務でもありましたが、クライアントの利益を護る事を最優先事項として考えて、敢えて実施した部分もありました。
 スタートはProtectionではなく、それどころか警備としての契約でもなく、特別保安という調査主体の契約でした。

 クライアントは某有名スーパー。最初にクライアントのインタビューで出た言葉は、「窃盗集団が毎日のように店に訪れて困っている」というものでした。窃盗集団という言葉に、大袈裟だと感じたのが正直な印象でした。しかし、そんな意識は勤務初日で見事に覆されました。

 冬の寒い日。店舗周辺で警戒していると、様々な色の特攻服に身を包んだ6人の少年達が店の中に入って行きました。店内にいた店長やスタッフの表情から、彼らが問題の集団である事は明らかでした。しかし、少年達であるとは聞いていましたが、明らかに15~16歳の、幼さすら残すその姿に驚くと同時に、その時点でも窃盗を働く事が信じられない自分がいたのでした。

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とあるスーパーにおいて保安業務に従事していた際に耳にした会話。
 
母親「今日は何を食べたい?」
子供「元気寿司!」
 
一瞬言葉を失った後、笑い出す母親と、つられて笑いそうになる私。
ん~、お母さんはそういう事を聞いていたんじゃないと思うぞ。
とはいえ、微笑ましい光景を目にして心安らぐ瞬間でした。
 
こんな事もあれば、忍耐と体力、そして注意力を必要とする。それが保安業務です。

次回から、実際に私が勤務した保安業務について、ケーススタディとして可能な範囲で業務内容をお話したいと思います。

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 物理的な襲撃に対しては、ある程度物理的な対応が必要になります。

 門を閉めるなどして出入りを制限するのか、防犯カメラなど機器に頼るのか、それこそ警護員や警備員を配置するのか。
 いずれにしてもまずは物理的に近づけない状況を作り上げる事になります。それに対して、精神的な襲撃は少々厄介です。

 基本的には一方的に攻撃して来る事が出来るので、すぐに防ぐ手段はありません。
 
誘拐や拉致などを示唆するような直接的なものはもちろん、振り込め詐欺等でも一般の人は恐怖を覚えると思います。右翼などの街宣活動や誹謗中傷のビラ配りなど、精神的に重圧をかける方法は幾らでもあります。しかし、もちろん対応方法はあります。
 相手の襲撃によって精神疾患(不眠症など)をこうむった場合には、傷害事件として立件の対象となります。
 街宣活動なども、合法的に中止させる方法はあります。

 問題は、襲撃そのものに惑わされる事なく冷静に対応する事です。法律上の知識があれば、それは十分に身を護る武器となります

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 防犯講習において、日常生活の中で注意するべき点や安全な場所を聞かれる事があります。

 マンションなどの集合住宅と一戸建てではそれぞれ注意するポイントが異なります。
 屋内と屋外、公園などの広い開放空間と駐車場などでも同様です。
 それぞれに注意するポイントはありますが、それよりも注意して欲しいのは、「絶対に安全な場所」というものはない、という事です。

 同じマンションでも、フロアによって侵入や窃盗などのリスクは異なります。高層階だから安心出来るかというと、そういう事ではありません。低層階では考えられない、落下や災害時に逃げ遅れるというリスクが残ります。

 駐車場で遊ぶ子供の姿はよく見掛けると思いますが、実は駐車場は子供が誘拐に遭う確立の高い場所でもあります。
 公道でも同様です。子供の誘拐の多くは学校や塾からの帰り道に、自宅の周囲500メートル以内で発生しています。これはつまり、集団で帰っていた子供が、最後に1人になった所で犯人に声を掛けられている事を示しています。

 自宅の周辺は安全だと思いがちですが、これも1つの(意識の)死角といえると思います。

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 施設の角や、壁の凸凹部分には物理的な死角が出来ます。人が隠れたり、出会いがしらの事故もこういう場所で発生します。

 
オートロックのマンションだから安心かというとそんな事はなく、施設内に入るのはそれ程難しい事ではありません。調査会社の人間などは、オートロック付のマンション入る事は簡単だと言っていました。
 逆に、部屋の入口が通りに面しているから不安だという相談を受けた事があります。
 しかし、実際に見に行った所、すぐ近くにコンビ二がある事から深夜でも人通りや一定の人目があり、ピッキングはもちろん、付近に潜んで待ち伏せるような行為もしにくい場所でした。
 ちなみに、同じ建物の2階は手すりとフェンスによって扉の前が外部からは完全に見えなくなっており、人が潜む事も可能なスペースになっていました。

 一戸建てでも同様で、防犯の為の外壁や植木などは侵入しにくい印象を与える反面、外部からの視線を遮ってしまい、侵入した犯罪者にとっては作業を容易にしてしまっているという一面もあります。

 何処が危険で、何処が安全なのか。実際に見てみないと分からない事が多いのは確かです。1つ確かなのは、それぞれの場所に、それぞれに注意するべきポイントがあるという事です。
 その最も注意するべきポイントが、「死角」と呼ばれるものなのです。

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